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優れた耐食性を誇るクロダイトのフッ素合金ボルト

合金ボルト(SAボルト)及びフッ素合金ボルト(FSAボルト)は、管継手用ボルトのトップメーカーであるクロダイトが、ボルトが使用される環境や状況を考慮して開発したボルトです。

腐食の原理とその対策

  • 電位の低い箇所で腐食する
    土壌中に埋設された管路の継手部に使用されているボルト・ナット類だけが腐食されている事例は多く知られています。これは、ボルト・ナット類がねじ加工されることにより、加工部の電位が低くなり、電位の高いダクタイル鋳鉄管や押輪の犠牲となり、ボルト・ナットに腐食が集中するといわれています。また、それ以外の要因としてボルト・ナットの塗装の不具合・埋設土壌の腐食性・埋設環境(迷走電流など)もあげられます。
  • その対策
    対策方法としては、次のことが考えられます。
    1. ボルト・ナットの電位をダクタイル鋳鉄管や押輪の電位よりも高くする。すなわち、図における矢印が逆になるようにする。電位を高くするには、ニッケル・銅・クロム等を添加することが有効であるといわれています。
    2. ボルト・ナットのねじ加工部と未加工部の電位を同一にするために、ボルト・ナット全面に酸化被膜処理を行う。
    3. 化学的に安定で、密着性がよく、電気絶縁性がよい塗料を使用し、素材を確実に保護する。
    4. 管路と土壌が直接接触するのを防ぎ、埋設環境の差異による腐食を防ぐ。

性 能

フッ素合金ボルト(FSA)の材質は、当社の合金ボルト(SA)と同様であり、ダクタイル鋳鉄にニッケルと銅を合金した物であります。母材自体の電位が鋳鉄管より高いため、ボルトが選択的に腐食されるのを抑えると共に、機械的性質にも優れたボルトであります。

表面処理として、母材との密着性に優れ、塗膜に損傷を受けた場合もそれからの塗膜劣化が少ないフッ素樹脂塗料を使用しており、より優れた耐食性が得られるボルトであります。また、ノンタール樹脂塗装である合金ボルトや酸化被膜処理ボルト(S)に比べ、上塗り性に優れているとともに、ボルトを手で触れたときのべたつきもありません。

各種ボルト比較表

  酸化被膜処理ボルト
(Sボルト)
合金ボルト
(SAボルト)
フッ素合金 ボルト
(FSAボルト)
母材 FCD400 低合金ダクタイル鋳鉄




(%)
C 2.5以上 3.8以下
Si   2.8〜3.2
S 0.02以下  
Ni   1.4〜2.0
Cu   0.5〜0.8




引張強さ
(N/mm2)
400以上 450以上
耐力
(N/mm2)
250以上 360以上
伸び
(%)
12%以上 15%以上




(kN)
M16 38 54
M20 59 84
M24 85 121
M30 137 194
ねじ切り後の
母材と鋳鉄管
との電位差(V)
-0.03〜-0.02 0.00〜0.01
表面処理 酸化被膜処理及び合成樹脂塗装後に、
ねじ固着防止用の油を塗布。
エポキシ樹脂の電着塗装後に、フッ素樹脂を塗装する、二重塗装。

 

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